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籠の中の天使

第3章 悪魔な先生

なんで今更…なんて不信に思ってたのが顔にまで出たのか先生は困ったような顔で笑いながら優しく言う

「今まで助けてあげられなくてごめんな。本当は前から君がイジメられてることに気づいてたんだけど下手に君を助けてしまえばもっと酷いイジメを受けてしまうと思って確実に助けられるまで待ってたんだ」

「佐倉、先生…確実に助けられるって…?」

「ああ、だからその話をしたいんだ。ここで話す話でもないから相談室で話そうと思ってたんだが今から大丈夫か?」

もうイジメられなくてすむの…?

烏丸さんにもあんなことされずにすむの?

それはとっても魅力的で私にとってありがたい話で頷くのにそう時間はかからなかった。

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