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籠の中の天使

第3章 悪魔な先生


「なに…これ…」

ガタッと鞄を落とす。手足の震えが止まらない。

先生に言われた部屋、そこにはキングサイズの黒いベッドが真ん中に置かれている。それだけならただの寝室。

だけど…ベッドの周りには手錠やロープ、たぶん情事の時に使う玩具などがたくさん置かれていた。

どうして…なに、なんなの…これ

「ぁ…逃げ、なきゃ…!」

「もう遅いよ」

「きゃあ!??」

慌てて飛び出そうとしたらすぐ後ろに先生が立っていて私は勢いよく後ろに突き飛ばされ、ベッドに倒れ込む

なんで、なんで、

未だに状況が理解できなくて言葉がでない

そんな私に先生は馬乗りになり落ちていた手錠をわたしの頭の上でまとめた手首につける

それでやっとハッとして叫ぶ

「嫌!やめてください!なんで!写真は!?」

「ああ写真?これのこと?」

さっきとは打って変わって冷たい声で話す先生にびっくりしたけどそれよりも先生が見せてきた写真にもっと驚く


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