
ローズ学園
第1章 春太&快斗
「いやっホンットに無理だから。怖いし。わけわかんないし。」
「頼む!俺もう今日このままじゃ寝れない。」
快斗がおでこの前で手を合わせる。
「そんな事言われたってムリッ。自分で抜いて。」
「そんなさみしいこと言うなよ。
俺とやるのそんなに嫌?」
快斗が真面目な顔で言ってくる。そんな顔で言われたら拒否れるわけないのに。
そんなことわかってるだろうに。ずるいよ。
「嫌、じゃないけど、さ…。」
「俺、春太を誰にも取られたくない。春太は俺の恋人何だって。」
快斗が切ない表情で言う。
正直、僕がモテるのは分かってる。それに、女子だけじゃなくてく男子からもモテることが分かってしまった。
イヤだけど。
快斗は前から僕のことを好きでいてくれてたってことは、それだけ不安な思いを何回もさせてたってことだよね。
僕が快斗とすれば、快斗の不安はとってあげれるの?
僕は快斗に安心して欲しい。
僕は快斗だけだよって伝えたい。
快斗と一つになればこの思い伝わるの?
