
ローズ学園
第2章 春太&快斗②
ギシッ
快斗が僕のベッドに入ってくる。部屋の左右に置かれたベッドの入って右側が僕。
昔から泊まりに来た時とかに一緒に寝てたことがあるけど、今日はそれとは全然違う。
だって快斗が僕の上にいるんだもん。
「春太。」
快斗が僕の名前を呼んでキスをする。
口、頬、おでこ、鼻
色々なところにキスを落とす。
何だかくすぐったくて、快斗の顔が近づく度にドキドキする。
快斗がキスをしながら服の上から僕の体のラインをなぞる。
普段人に触られないところなだけに、何だかゾクゾクしてしまう。
僕は快斗の目を見つめてされるがまま。
きっと今の僕はもう顔が真っ赤になっているだろう。
はむっ
「うわっ。」
耳を押さえる。
快斗がいきなり耳を噛んできた。優しい甘嚙みだったけど、なぜか電撃が走ったような感じがした。
なんだ今の。普段さわる時はこんなことないのに。
「春太耳弱いの?もっかいさせて。」
快斗が目を光らせてお願いしてくる。
僕はとっさに首を振るけどそんなこと関係ない。
快斗に耳を隠していた手をどかされ、右耳に快斗の息がかかる。
それだけでゾクゾクする。僕おかしくなっちゃったのかな。
ペチャっ。クチュっ。
「ンッ。あっ。だめ。」
耳への刺激で、思わず声が出る。
それがまた恥ずかしくて、でも、声を止めれない。
快斗が舐めたり甘嚙みしたりを繰り返す。
僕は恥ずかしくて、快斗の肩を押して離れようとするけどダメだ。
上にいる快斗に敵わない。
「春太、かわいい。」
快斗が恍惚とした笑みを浮べる。
快斗のそんな表情初めて見た。ゾクッとする。
「もっと感じて。」
快斗が服を脱ぎ引き締まった体があらわにある。いつ鍛えているのか、快斗の腹筋は軽く割れている。
キレイな体に思わず見とれてしまう。
「なに?かっこいい?」
快斗に笑顔で言われる。図星過ぎて恥ずかしい。でも、素直にうなずいた。
「嬉しい。」
快斗が僕の反応を見て、子どものような満面の笑みを浮かべる。
あーもうっ。かわいい。これだからずるいんだよ。
快斗になら初めてとられてもいいとか思っちゃうじゃんか。
