
ローズ学園
第2章 春太&快斗②
「春太も。」
快斗がそう言って僕を起き上がらせ、僕の服を脱がせる。
普段人に触られない首やお腹に快斗の手が触れてくすぐったい。ドキドキする。
2人とも上半身裸の状態で向き合った。
今度は快斗が僕の方を見つめている。
すっごい恥ずかしいんだけど!!
「なに?」
沈黙と恥ずかしさに耐えかねて聞く。
「いや、春太綺麗だなって。」
「っ!!!!!!」
何それ!!恥ずかしい!
僕は顔に熱が集まるのを感じて両手で隠す。
「真顔でそんな事言われたら照れるじゃん。」
僕がそう言うと快斗が優しく僕の手をはずさせる。快斗と目が合う。快斗の頬が少し赤くなっている。
ギュウッ
快斗が優しく僕を抱きしめる。肌と肌が触れ合う感触。普段ないだけにゾクゾクして、ドキドキが止まらない。
「春太かわいい。
絶対に大事にするから。」
快斗が僕の耳元でそっとつぶやく。心に刻むような、約束するようなそんな感じがした。
「うん。」
僕は快斗の言葉にうなずく。
快斗の思いが嬉しい。僕も快斗の気持ちに応えたい。
強くそう思った。
僕、快斗が好きだ。
