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君がいるから

第4章 君と迎える朝

むしろ、感じてるのが伝わって

更に俺を煽るだけなんだよね。

扱きながら、舐めたり先端を吸い上げたりしていたら

「ヤバ…も、無理…イキそう!」

智が切羽詰まった声を出した。

このままイカせようと、扱くスピードを上げていく。

「ダメだって…翔ちゃ…ん、離して!」

上目遣いで智の顔を窺い見ると

潤んだ瞳で、今にも泣きそうな表情を浮かべていた。

その瞳がたまらない。

智を絶頂に導くべく、手で、舌で智を追い詰めた。

「あ…ああっ!ダメっ」

悲鳴のような声を出したかと思ったら

大きく体が震えて

俺の口の中に智の熱が注ぎこまれる。

全てを出しきったのを確認して、唇を離すと

わざと智の目の前まで顔を寄せて

それを飲み込んで見せた。

「な…にしてんだよっばか!」

イッた衝撃と、恥ずかしさで、俺を睨む。

ゾクゾクする。

…俺の中の「雄」が狂気を帯びそうだった。


智の後ろに指を這わせ、固く閉じられた蕾に触れる。

「や…っ」

ビクッと震えた智が怯えた顔で俺を見た。

「やっぱり…無理か」

普通に考えて、当たり前だと気付く。

そこは、受け入れる場所じゃないんだから。

…でも、智と一つになりたい。

智の中に、入りたい。

「…ちょっと待ってて」

だからと言って強引にすれば間違いなく傷つけてしまう。

俺は一旦智から離れ、ベッドを降りた。

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