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君がいるから

第6章 一緒に暮らそう


「今日のスペシャルゲストが来たぞー」

ドアを開けて、中にいる3人に告げると

一斉に振り返った。

「潤!マジで?!」

最初に、智が走ってくる。

「潤くんだ!」

「松本さん?」

雅紀と二宮は、ちょっとびっくりしている。


「潤はさ、俺らの高校時代の後輩だったんだよ」

俺が簡単に説明すると

二宮と雅紀は

意外そうな表情。

でもすぐに二人とも

笑顔で潤を迎え入れる。


テーブルに全てセットし終わって

5人の宴会がスタートした。







……………

散々飲んで騒いで

久しぶりに大笑いした時間が終わり

今、智は酔い潰れて俺に寄っ掛かって寝ている。

二宮も完全に酔っ払って

雅紀の腕の中で寝ているが

二宮の酔ったあの姿はまるで別人だった。

…あれで迫られたら、ノーマルな男でもヤバイんじゃないかって位可愛かった…

雅紀は、そんな二宮にハラハラして

途中からパッタリ酒が止まっていた。

そして、潤は

何度も「嬉しい」と連呼してたくせに

恋人からの電話で

「俺、帰るね」

と、あっさりと帰っていった。

…こいつ、昔からここも変わってなかった…

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