君がいるから
第6章 一緒に暮らそう
「ちょっと…」
信じられない、と言った感じで
智が目を丸くしている。
俺は、状況は分かっていたから
多少は大丈夫だったけど
目に入ってきた光景は
…かなり刺激が強かった。
二宮のはだけられたシャツと
傍目からも分かる上気した肌。
そして
明らかに快楽に溺れている顔は
ヤバイくらいに
艶かしくて。
恥ずかしそうに喘ぐ二宮の姿に
思わず反応してしまった。
「翔ちゃん…」
下にいる智が
主張し始めた俺のソコに気付いて
呆れたような声を出す。
「ごめん…つい」
謝りながら智を見たら
拗ねたような表情。
あれ?
…もしかして、焼きもち妬いてる?
俺が、二宮見て興奮したから?
その顔は、絶対そうだよね
思わず顔がにやけるのを
止められなかった。
「ね、智も…」
負けないくらい甘い声、聞かせて?
再び智を愛すべく
耳許で囁く。
途端に智の顔が
カーッとなって
真っ赤に染まっていった。