君がいるから
第6章 一緒に暮らそう
でもさ
智だって、かなり触発されてるよね?
…さっきから、膝を擦り合わせてるの
気付いてるんだけど
顔を赤くしている智の唇に
軽く自分のそれを触れ合わせる。
すぐに離して
閉じているそこを、開けろと促すように
舌でつついた。
それを待っていたかのように
あっさりと開く唇は
目眩がする程に扇情的で
吐息の全てを奪い尽くすように
俺は、智の口内を貪り続けた。
その合間も
手は休む事なく
智の体を這い回る。
「んん…っ」
胸の小さな尖りを指先で悪戯すると
智の目尻に涙が浮かんだ。
唇をそこに移動させ
涙を舐めとれば
俺にしがみつく腕に
キュッと力が籠る。
1つ1つに大きく反応する智が
可愛くて仕方ない。
もっと可愛がりたくて
熱を帯びて勃ち上がりを見せる智自身に
手を伸ばそうと
何気無く顔を上げて
…俺はまた目が離せなくなってしまった。
所謂
対面座位、になって
繋がってる二人が
いやらしく動いている。
雅紀にしがみつく二宮の顔は見えないけど
漏れる声が酷く艶かしくて
耳に残る。