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君がいるから

第6章 一緒に暮らそう


智の中心に手を伸ばして

スウェットの中に直接入れると

二宮の声と混じるかのような

高くて甘い声が

智の口から漏れた。


その声に気付いた雅紀がこちらを見る。

汗だくになって

二宮を攻め立てながら

妖しい笑みを浮かべる。


見た事のない雄の顔。

何故か負けたくない、と思った。

二宮よりも

智を啼かせたい。



この異様な雰囲気に

俺の箍が外れてしまった瞬間だった。





「も…無理!…あ…ああっ」

足を高く持ち上げて

突き上げられている智が喘ぐと


「相葉さ…っぃやっ!やめ…っ」

雅紀に貫かれている二宮もまた

半ば無理矢理に声を引き出される。



しがみついていた二宮が

ふいに顔を上げて俺達の方を見た。

「え……」

二宮の目が、これ以上ないくらいに見開かれると


「や…っなん…っ相葉さん!!お願…いっ…やめて!見てる!!」

パニックになったように暴れ始めた。


…今までホントに気付いてなかったのかよ

そんなに酔っ払ってたの?こいつ


でも、雅紀は暴れる二宮を抑えて、変わらずに責め立てる。

そのちょっとした無理矢理感が

俺にとってはゾクゾクするスパイスとなった。


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