君がいるから
第6章 一緒に暮らそう
「ぃやぁ…っ相葉さ…!バカぁ…!!」
二宮の声もかなり追い詰められている。
俺達に見られてると気付いてからは
乱れっぷりが半端ない。
目の前の、俺によって
乱れまくる智と、耳に入るいやらしい声に
俺ももう限界で
「智…っもう、イッてい…っ?」
智の髪を撫でて、その顔を見下ろした。
「イッて…っ!俺も、も…ダメ!」
その言葉をきっかけに
俺は智を激しく攻め立てる。
「智…っ智…あ…っイク…!」
キツく締め付けられて
…俺は全ての熱を智の中に放った
そして程なくして
智も俺の腹のあたりに自身を解放させると
ぐったりと目を閉じて
…床に倒れ込んでいった。
俺も、息を必死に取り戻しながら
その横に身を下ろす。
ふと見ると
雅紀達も、ぴったりとくっついて
床に寝っ転がっていた。
しばらくして
…冷静さを取り戻したら
今のこの現状に
頭を抱えたくなったのは、言うまでもない。
でも、このままでいるわけにもいかず
「雅紀、おい…雅紀」
俺は小さな声で雅紀を呼んだ。
「ん…?何…」
寝てはいなかった雅紀が振り向く。