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君と僕。

第3章 君と僕と好奇心

「ねぇ、蓮君」

「な、に…っ」

「せっかく懐かしいんだしさ、使おうか」

股間の刺激が消え、時雨さんが何かを手に取った。
楽し気に、怪し気に揺れるのは、筆。

「な、え…ちょっ!?」

左手で両手を持たれ、シャツを脱がされる。
シャツは腕で器用に縛られた。

「し、ぐれさっ…」

スルスルとお腹を泳ぐ筆がくすぐったい。
ピクピクとお腹が揺れて、再び股に入ってきている時雨さんの膝に股間が刺激される。

「わぁ、ちんこ擦り付けちゃって。蓮君えっちぃ」

わざとらしく笑うと、筆は少しずつ上にのぼってくる。
胸の辺りで止まると、乳首の周りをクルクルと刺激される。

「ふっ…ん、ぁ」

けど決して、乳首には筆は当たらない。
もどかしくて身を捩っても、筆は避けていく。

ただただ、僕が少し動いて股間が少し刺激されるだけ。

ズボンを脱ぎたい。
乳首を触ってほしい。
思いっきり、いつもみたいに。

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