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君と僕。

第5章 君と僕と男気

「って事で、今日は僕の童貞を貰ってもらいます」

「何が...って事で?」

風呂からあがった時雨さんがミネラルウォーターを飲みながら苦笑する。

「僕だって男です!」

「後ろだけでイっちゃう可愛い男だね」

「余計なこと言わない!!」

はいはい、と苦笑される。
くそぉ、馬鹿にされてる感半端ない。

「絶対今日あんあん言わせてやるっ!!!」

「あはは、楽しみだね」

そう。
そう意気込んでた。

のに。

「ひぁ、あっ!やだ、奥っ...」

「あんあん言ってるの、蓮君じゃ、ない」

ズチュッグッ...パチュ...パンッグ、チ...

「した、からっ...突かな、でっ、んぁっ!」

ベットの軋みでまたお互いの腰が揺れる。
僕はただいま時雨さんの上にいます。
初めて見下ろした、と優越感に浸ってたのは束の間...今は地獄を見ています。

どうしてだろう。

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