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君と僕。

第5章 君と僕と男気

「つめった...い、かな、蓮君」

「あ、ごめっごめんなさい!!」

慌ててローションを拭うと、時雨さんが肩越しにこちらを見つめてくる。
ホントだ、冷たい。
ボトルのまま出したから、冷たいことに気づかなかったんだ。

「でも、僕冷たいなんて...」

いつも温かくて。
冷たいって感じたことない、よね。

「こうやってさ、手で伸ばしてあっためるんだよ」

時雨さんが起き上がって、テラテラとローションを手に伸ばした。
そのまま手をそっと握られて、温かい感触が僕の手に広がる。

「これで慣らせるよ」

指、入れるんだ。
時雨さんの...中、に。

どうしよう、考えただけで半勃ちだ。

「蓮君、やらないの?」

さわ、と触れると、お尻の感触がローション越しに伝わってくる。
でも、僕のと全然違う。

指、入らないし。
固く閉じてる感じだ。

何でだろう。
普通に入ると思ったのにな。
指が1本すら入らないとは。

「れーん君」

「ひゃいっ」

集中してたせいで変な声が出た。

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