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君と僕。

第7章 君と僕とホテル

シャツをやっと脱ぎ終えると、蓮君がベルトに手をかける。
上よりも緊張するのだろう。

「脱ぎにくそうだね」

緊張している手のせいではない。
彼のズボンにシミを作っているモノのせいだ。
完勃ちとまではいかないが、少なからず先程膝で刺激したのが効いたのだろう。

「そ、そんなこと...っ」

「えぇ?でも引っかかって...しかもベタベタしてるよ?」

「っ...ふぅ」

俺は手を出さない。
ゆっくりと見つめるだけ。
ズボンをトランクスと一緒に下ろして、蓮君はやっと全裸になった。
股間は俺の視線に敏感に反応しているんだろう、ヒクヒクと小刻みに震えている。

「しぐ、れさんも...ぬい、で?」

「ん」

俺がシャツのボタンに、ベルトに、そして下着へと手をかけていくと、蓮君の呼吸は荒くそして熱くなっていった。

「俺の裸、興奮する?」

おそらくは無意識だったのだろう。
刺さりそうなほど向けていた視線を慌てて逸らしてしまう。

「おいで」

黙ったまま蓮君が俺についてくる。
今更股間を少し隠しながら。

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