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君と僕。

第2章 君と僕と休日

前立腺は気持ち良いけど、そこでイけるほどじゃない。
イきたい、出したいと思うだけで、もどかしさだけが募る。

「ね、さっきから腰揺れてるの分かる?」

「そ、なっ!んあぁああっ!イけ、なぃっからぁ!」

「へぇ、イけないから自分から腰振っちゃったんだ?」

違う。
違う。
そんな、そんなの、変態じゃないか。

恥ずかしくて顔が熱くて仕方ない。
目線をそらして、もどかしさをどこかに吐き出そうとする。

「んんんっ!んやぁ、やっ!しぐ、れさ、意地悪、しなぃでぇっ」

「好きな子をいじめたくなるのは男のサガだよ」

僕も男ですー!!

狭くて閉じていた蕾は少しずつ指を受け入れ、とうとう薬指も入ってきた。

いつもみたいに奥を突いて。
ぐちゃぐちゃに掻き回して。

イキたい。
出したい。

「はーい、休憩」

「は…?」

あがった呼吸を整えながら時雨さんを見る。
しかし指を抜いて時雨さんはわざとらしく笑っているだけだった。

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