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君と僕。

第8章 君と僕と出張

ニュチャチュクチュ...グチュッ...

「な、で...」

恥ずかしげもなく腰を高く上げ、枕に乳首を擦りつけて、穴を指で刺激して。

なのに、気持ち良くない。

いや、気持ちいいは気持ちいいんだ。
けど違う。

いつもはもっと、意識が飛びそうな、すぐに押し寄せるような快楽がきた。

もっと抓るように乳首を触って。

もっと奥を指や肉棒で擦って。

前を後ろと一緒に激しく扱いて。

「んあぁ、いけ、なぃっ...やぁだ、ぁ」

もう、苦しい。
指がふやけてきた。
いくら肩や腰を捩っても、一番気持ちいいところに届かない。

「...しぐれ、さん...さみ、しぃよぉ」

切なさで腰が揺れる。
馬鹿みたいだとは思った。

けど身体がとまらなかった。

半裸のまま僕は、時雨さんのシャツやパーカーをベットに放り投げ、先端の丸いボールペンを手に取った。

「ぁ、これ...ぜ、んぶっしぐれさんの...匂い、だぁっ」

全身が包まれているみたいだ。

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