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棺の城

第3章 序章

どくん

どくん

どくん、どくん

どくん、どくん、どくん、どくん

彼女の白くて柔らかそうなお腹が痙攣を始める

それと同時に、ひっひっひっひっ

と、上ずった呼吸が耳を掠めた

右手で掴んだ乳房の下から

今までと打って変わって

大きな鼓動の音が聞こえる

彼女を終わらせるその振動は

大きく乳房と僕の右手を揺さぶった

彼女の体組織が壊れていく

お腹はぐねぐねと大きく波打って

上に乗った僕を突き上げる

胸に打たれた毒が、彼女の全身に回っていく

お腹の脈動が全体に広がっていって

彼女の恥骨が僕のおしりを刺す

一瞬、痙攣が治まった瞬間

彼女の呼吸が短く、激しく吹き上がる

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