4月は君のぬくもり
第5章 内緒の同居生活
その日がきて、私と晶午は家から遠く離れたショッピングモールにいた。
私のお目当てはもちろん部屋に置く雑貨小物だった。
「ここ見たいな」
「あぁ」
何軒かのショップで、私はほとんど衝動買いをしてしまった。
「ごめんね晶午、荷物いっぱい持たせて」
「別にいいよ。そんなに重くないし」
「ねっ、どこかでお茶していこ?」
「そうだな」
そして歩いていると…
私の目がキラッと輝いた。
「あっ」
見つけてしまったのはミュージックショップだ。
私は迷わずどんどん奥へ入って行った。