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4月は君のぬくもり

第9章 告白


幸二side

あの日オレは、思わずえみに告白していた。


「ヒュー!かっこいいぞ安元」

「…」


えみは黙ってオレを見ていたが、席を立ち教室から出て行った。


「っ!」

オレはそのあとを追った。
そして、えみの腕を掴んだ。


「ごめん。オレ、朝偶然晶午とえみちゃんが話してるのを聞いちゃったんだ」


「私…私、ほんとに
津田君が好きだったの…っ」


「うん…」

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