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果てない空の向こう側【ARS】

第3章 四男・和也(漫画家)

潤「和兄、中学の時けっこうモテてたじゃん。ラブレターもらったりして。」


和「うっさいな、ほっとけよ!」


俺は言い捨てると、バッグからゲーム機を出した。


イヤホンを耳にはめると、潤を無視してゲームを始めた。


横目で見る潤は、困惑した表情をしている。


別に潤は悪くない。


悪いのは俺なんだ。


わかっていても、潤に優しい言葉をかけてやることはできなかった。


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