
果てない空の向こう側【ARS】
第4章 二男・翔(商社勤務)
翔「駄目だよ、今から新世界に行って串カツ食うんだから。そんなの見てたら昼からの会議に間に合わねぇよ。」
母「ちょっとだけだから、ね。」
翔「やだよ、昼は串カツって決めてるんだから!」
そう言う俺の言葉も聞かず、母さんは大道芸の観衆の輪に入って行った。
翔「くそっ、行列のできる店だから、早く行って並ばなくちゃいけないのに…。」
しかたなく俺は後ろから大道芸を眺めていた。
一輪車は、2メートルはあろうかという背の高いものに替えられて、パフォーマーはそれに乗りながらジャグリングを始めた。
観衆から歓声がわき起こった。
次に、ジャグリングの棒が、ナイフに替えられた。
観衆が息を飲んで見守った。
母さんも、身を固くして見守っている。
パフォーマーがナイフを放り投げてジャグリングを始めた。
観衆から小さな悲鳴が起きたが、パフォーマーは素晴らしい身のこなしで無事にナイフによるジャグリングを成功させた。
母「ちょっとだけだから、ね。」
翔「やだよ、昼は串カツって決めてるんだから!」
そう言う俺の言葉も聞かず、母さんは大道芸の観衆の輪に入って行った。
翔「くそっ、行列のできる店だから、早く行って並ばなくちゃいけないのに…。」
しかたなく俺は後ろから大道芸を眺めていた。
一輪車は、2メートルはあろうかという背の高いものに替えられて、パフォーマーはそれに乗りながらジャグリングを始めた。
観衆から歓声がわき起こった。
次に、ジャグリングの棒が、ナイフに替えられた。
観衆が息を飲んで見守った。
母さんも、身を固くして見守っている。
パフォーマーがナイフを放り投げてジャグリングを始めた。
観衆から小さな悲鳴が起きたが、パフォーマーは素晴らしい身のこなしで無事にナイフによるジャグリングを成功させた。
