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果てない空の向こう側【ARS】

第4章 二男・翔(商社勤務)

翔「これくらい大丈夫だよ。赤、おかわり。」


赤のおかわりと一緒に、鉄板料理をいくつか注文した。


砂肝のニンニク焼。

じゃがバター

ホルモンの味噌焼

とんぺい焼…。


どれもすこぶるうまかった。


女将「そやかて櫻井君は男前やねぇ! さぞかしモテるやろ?」


翔「いやぁ、それがここ数年彼女もいなくて…。」


俺はいい気分に酔いもまわって、つい余計なことまで口走った。


村「ええっ、櫻井君彼女おらへんの? そんなにイケメンやのに?」


村上が驚いて声を上げた。


村「櫻井君、よっぽどの変態なんやろ。そう言うたら、なんか変態オーラ出てるわ。」


翔「うるせぇ、黙れ!」


俺は、村上をにらみ付けた。


母「道理で、この前翔の部屋掃除したら大人のビデオがいっぱい出てきた訳ね。アハハ…!」


翔「母さん!」

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