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果てない空の向こう側【ARS】

第4章 二男・翔(商社勤務)

雅「ひーっ、翔兄のこの顔!」


智「ひきつって岩みたいになってんじゃん。」


大阪旅行を終えて帰宅すると、大阪城で撮った写真を見てみんな大笑いした。


翔「うるせぇ!文句言うならお土産食うなよ!」


潤は、かじりついてた豚まんをさっと隠した。


和也は、粟おこしをポケットにしまい込んだ。


母「とーっても楽しかったわよ。」


母さんは、ニコニコ顔で言った。


母「翔の会社の人のご実家がお好み焼き屋さんでね。とってもおいしかったのよ。」


潤「へぇ、THE大阪だね。」


母「村上君、とってもおもしろい子でね。翔のこと変態だって譲らないの。」


俺はビールを吹き出した。


翔「母さん、よけいなこと言わなくていいよ!」

俺はあわてて母さんを制した。

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