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果てない空の向こう側【ARS】

第5章 三男・雅紀(中華料理店コック)

お米コーナーに来ると、母さんは特売品のお米を指さした。


母「3袋お願い。」


俺は10キロのお米を3袋カートにのせた。


男が5人もいるから、米の消費量は半端ない。


母さんひとりでは無理だから、米を買うときはたいてい俺か翔兄が付き合わされる。


和也は腰痛持ちだから、免除されてる。


潤の運転は、母さんも嫌がって乗らない。


俺は店でも玉ねぎの大袋やビールをかついでるから力はある。


米30キロくらいは、なんてことない。


母「あと、白菜とみりんと…。」


母さんは次々とカートにものをのせていく。


俺はカートを押しながら母さんのあとをついていく。


レジが終わると車に荷物を運ぶ。


米はトランクにのせた。

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