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おもちゃのCHU-CHU-CHU★(坂内龍弥 ルート)

第3章 シーツの海に溺れて


 彼女を安心させる為に、そこにいきなり指を差し込まず、その回りを撫でるだけに留め、意識を他へと向ける様に、敏感な上下の尖りを刺激する。下の尖りに強く吸い付けば、顎に当たる秘裂がピクピクと僕の顎を中に誘い込む様に蠢き、ゆらゆらと腰が揺れる。自分で腰を振ってしまうくらいには気持ちがいいらしい。

 僕はもっと淫らな彼女の姿を見たくて、クリトリスを吸い上げながら、それを素早く舌で可愛がると、彼女の腰がガクガクと痙攣する様に震えながら、僕の顔に秘部全体を擦り付け、可愛い声で啼いた。いいよ。もっと感じて。もっと声を聞かせて。いやらしく腰を振って。僕を求めて欲しい。

 彼女の意識が、秘部に集中している隙に、菊の門周辺をなぞっていた指を、少しずつその中へと埋め込んでいく。そして入口付近を刺激してやると、彼女の身体がビクンと跳ね、驚いた顔をして僕を見下ろした。

 「りゅ……龍弥さん?」

 「ごめん。嫌だった?」

 「はい……。それに……汚いですよ? そんなところ……」

 確かに前準備をしていないから、危険と言えば危険ではある。今日のところは様子見だし、この辺で止めておこう。彼女の心象的には、嫌そうであるが、身体的には順応しそうな反応は確かめられたから。

 「そうか、ごめんね? もう、しないから」

 僕がそう言って謝ると、彼女は「いいんだ」と首を横に振った。

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