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おもちゃのCHU-CHU-CHU★(坂内龍弥 ルート)

第5章 皆に秘密のラブラブ出張


 アタシは再び窓の外へ視線を移すと、流れる景色を眺める。富士山が次第に近く見えて来て、感動したアタシは、龍弥さんにそれを伝えようとしたけれど、起こしては駄目だと思い直し、一人でその景色を堪能した。

 そうやって景色に見惚れていると、さわさわと膝を擽(くすぐ)る感触に気付いた。視線を落とすと、アタシの膝に龍弥さんのジャケットが掛けてあった。そして、その下で動いているのは、龍弥さんの手!

 思わず龍弥さんの方を見ると、龍弥さんはチラっとアタシを見て、「内緒だよ」と言う様に、人挿し指を立てて、唇に押し当てている。アタシがコクンと頷くと、龍弥さんはニコッと笑い、そして駅で買った週刊誌に視線を落とした。

 龍弥さんの手は、片手でページを捲りながら、ジャケットの下の手は、アタシの膝から次第に内側へと移動していく。アタシは周りに気付かれない様に顔を窓に向け、景色を見ている振りをしているけれど、意識は下半身に集中してしまって、それどころではなかった。

 龍弥さんの手は少しずつ、腿の方へと移動し、スカートを徐々に捲っていく。ジャケットが掛けられていなければ、きっと下着が見えてしまっていただろう。脚の付根くらいの位置まで捲り上がっていた。

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