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おもちゃのCHU-CHU-CHU★(坂内龍弥 ルート)

第5章 皆に秘密のラブラブ出張


 龍弥さんの手は、ショーツの足ぐりの部分をゆっくりと撫で回す。ストッキングの上から優しく撫でられると、擽ったくて仕方が無い。思わず笑ってしまいそうになるけれど、アタシは懸命に堪えた。そうしている内に、龍弥さんの手は、お腹の辺りから、ストッキングの中へと忍び込んで来る。次第にEポイントに近付いていく龍弥さんの手に、アタシの心臓はドキドキしながらも、身体は触れられる瞬間を期待していた。

 けれど龍弥さんの手は、Eポイントには触れず、その周囲を焦らす様に撫で回すだけだった。ショーツの上から、恥丘に指が当てられて、それを小刻みに揺らされる。クリトリスを触ってくれればいいのにと、心の中で一人ごちるが、そんな事は言えなかった。

 しかし、暫くして龍弥さんが何故そこを小刻みに揺らしてきたのかが、分かってきた。龍弥さんの手が繰り出す振動は、波紋の様にクリトリスにまで届いていた。それは、直接の刺激ではないので徐々に、徐々にアタシのクリトリスに熱を溜めていく。触られてもいないのに、クリトリスはじんじんと痺れた様な疼きを訴え、アタシは熱い溜息を漏らした。

 「どう? 気持ち良くなってきた?」

 龍弥さんが、耳元で囁く。アタシがそれに頷くと、「周りに人がいるから、絶対に声は出しちゃ駄目だよ?」と言って、龍弥さんは恥骨を震わせていた指をスッと奥へ進ませた。

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