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おもちゃのCHU-CHU-CHU★(坂内龍弥 ルート)

第5章 皆に秘密のラブラブ出張


 アタシには理解出来ない感覚だった。知らない人に悪戯されたいだなんて。それも、いつ来るか分からないなんて、緊張の連続で、疲れちゃったりしないんだろうか。

 「まあ、そう言う事が好きな人は、それも含めて好きなんじゃないかな? それよりも、結構、冷静だね。もっと乱れているのかと思ったんだけど……」

 そう言うと、龍弥さんはチラっと左右の席へと視線を送った。すると、脚の間で震えていたオモチャが、一層、激しく震え出す。龍弥さんは、それをアタシのクリトリスに押し付けながら、アタシのEポイントを探る様に、ゆっくりと上下左右に動かした。

 「んんっ……。龍弥さ……ん?」

 「やっぱり、ローター程度のオモチャでは、珠子は満足出来ないかな?」

 アタシの顔を覗き込みながら、龍弥さんが尋ねる。その顔はやたらと楽しそうで。龍弥さんって意外にこういう事が好きなんだと、初めて知った。それは、そうだよね。オモチャの開発をしている部署の部長さんだもの。でも、こんなところでなんて、やっぱりアタシには、恥ずかし過ぎる。だけど、ドキドキして興奮する気持ちもあるにはあった。その気持ちに自分でも、ちょっと吃驚する。

 (ひょっとして、アタシって変態だったの!?)

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