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おもちゃのCHU-CHU-CHU★(坂内龍弥 ルート)

第5章 皆に秘密のラブラブ出張


 「どうしたの? 顔が赤いね……。風邪でも引いた?」

 そう言って龍弥さんは、アタシの額に掌を当てて、熱がないかを調べる。アタシが何でもないと言うと、「そう?」と言ってアタシからスッと離れ、龍弥さんは向いの席へ座ってしまった。丁度そこへ、飲み物を盆に乗せた店員さんが現れ、アタシ達の前に飲み物を置く。

 「それじゃあ、乾杯しようか」

 龍弥さんがビールの入ったグラスを持ち、それを掲げたので、アタシはそれに倣ってウーロン茶の入ったグラスを手に持つが、ホテルを出てから一時間弱。じわじわと身体をオモチャで刺激され溜まった熱が、アタシの身体を震えさせ、上手く力が入らないでいた。アソコがムズムズして。でも、イケる程の高まりではなくて。凄くもどかしくて。

 「どうしたの?」

 「あの……オモチャが……」

 「ん? 気持ち良くなってきちゃった?」

 「は……い……」

 「止めて欲しい? それとも……」

 「イ……て欲し……」

 「ん? どうしたの?」

 「イカ……せて……。イキた……の……」

 アソコがウズウズして切なくて。アタシの瞳は潤んでしまう。

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