
君が教えてくれたこと。
第2章 初めての感情。
世話係
美夜side
次の日の朝、
昨日の夕緋君。なんか変だった。
私は武井先生に呼び出され、職員室に向かっていた。
「失礼します。」
職員室に入ると武井先生が飛んで来て何処か嬉しそうな顔で
「夕緋君の世話係。頼むわね♪」
と言った。
え……?世話係?私の聞き間違い?
「世話…係?」
私がそのまま聞き返すと先生はまた笑顔になり、
「そう!他の子だとキャーキャー言ってデート気分になっちゃって務まらないじゃない?
その点あなたなら興味無さそうだし安心して任せられるわ。」
私が呆然としていると小声で続けて言う。
「…夕緋君もあなたがいいと言ってるしね…♡」
……なっ!?昨日助けてやったんだから俺の相手をしろと…?!
私が動揺している間に武井先生は職員室に戻ってしまった。
もぅ。みんな勝手なんだから…どうしよう______。
肩を下ろしてクラスに戻ると女子達の鋭い視線が私に集まる。
うわぁ。完璧に敵視されてる……。
そんな時、朝美が
「夕緋君の世話係になったんだって?良かったじゃん!頑張りなよ♡これも♡」
と言って親指を立ててからかってくる。
「ただの世話係だよー。そんなんじゃないって。」
_______とその時、夕緋が教室に入ってきた。
一斉に女子達が夕緋に駆け寄り話しかける。
いやぁ。あんなに囲まれて騒がれているのに、それをものともしない夕緋君って……。
尊敬さえ覚えるわ。
私が眺めていると朝美が
「ほら、行かなくていいの?世話係♡」
と私を押す。
「いいよ。どうせ席隣だし。」
と私は口を尖らす。
「なんだなんだー?周りの女子達に喧嘩売ってるなぁ?(笑)」
「だからそんなんじゃないってばぁ!」
と笑っていると武井先生が入って来てホームルームが始まる_______。
「夕緋君。世話係になった美夜です。何でも聞いて。」
「……。」
やはり返事は返ってこない。
本当に私を選んだの?!
相変わらず無愛想な人……。
美夜side
次の日の朝、
昨日の夕緋君。なんか変だった。
私は武井先生に呼び出され、職員室に向かっていた。
「失礼します。」
職員室に入ると武井先生が飛んで来て何処か嬉しそうな顔で
「夕緋君の世話係。頼むわね♪」
と言った。
え……?世話係?私の聞き間違い?
「世話…係?」
私がそのまま聞き返すと先生はまた笑顔になり、
「そう!他の子だとキャーキャー言ってデート気分になっちゃって務まらないじゃない?
その点あなたなら興味無さそうだし安心して任せられるわ。」
私が呆然としていると小声で続けて言う。
「…夕緋君もあなたがいいと言ってるしね…♡」
……なっ!?昨日助けてやったんだから俺の相手をしろと…?!
私が動揺している間に武井先生は職員室に戻ってしまった。
もぅ。みんな勝手なんだから…どうしよう______。
肩を下ろしてクラスに戻ると女子達の鋭い視線が私に集まる。
うわぁ。完璧に敵視されてる……。
そんな時、朝美が
「夕緋君の世話係になったんだって?良かったじゃん!頑張りなよ♡これも♡」
と言って親指を立ててからかってくる。
「ただの世話係だよー。そんなんじゃないって。」
_______とその時、夕緋が教室に入ってきた。
一斉に女子達が夕緋に駆け寄り話しかける。
いやぁ。あんなに囲まれて騒がれているのに、それをものともしない夕緋君って……。
尊敬さえ覚えるわ。
私が眺めていると朝美が
「ほら、行かなくていいの?世話係♡」
と私を押す。
「いいよ。どうせ席隣だし。」
と私は口を尖らす。
「なんだなんだー?周りの女子達に喧嘩売ってるなぁ?(笑)」
「だからそんなんじゃないってばぁ!」
と笑っていると武井先生が入って来てホームルームが始まる_______。
「夕緋君。世話係になった美夜です。何でも聞いて。」
「……。」
やはり返事は返ってこない。
本当に私を選んだの?!
相変わらず無愛想な人……。
