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授業が終わり、昼休憩に入ると俺は売店に行く。
食い物を買って裏庭の端の木陰に座る。
もちろん女どもを振り払って。
…だがすぐ女どもに見つかる。
｢夕緋君一緒にご飯食べよ。｣
そんな言葉ばかりかけてくる。
あぁ。鬱陶しい……。
俺は相手にせず、教室に戻った_____。
また机に伏せていると美夜達が教室に入ってくる。
そして美夜は席に座ると小さな声で
｢教室の放課後。教室にいて。学校案内するから。｣
と言ってきた。
一瞬、また封印した箱の鍵が空いてしまう光景が頭に浮かぶ。
大丈夫だ。大丈夫_____。
俺の頭の中はしだいに真っ暗になっていった。
数学の先生の話で目が覚める。
寝ている間に放課後になってしまった。
俺は逃げるように裏庭に行った。
あいつは
｢教室にいて。｣
と言っていたな。
あれからどれくらい時間が経っただろうか。
あたりは夕陽の光でオレンジ色に包まれている。
もういないだろう…。
そう思って教室の扉を開けると_____。