君が教えてくれたこと。
第2章 初めての感情。
夕緋side
「人殺し_____!」
俺の頭の中から消えることのない言葉。
俺は何でもできた。
喧嘩も人一倍強かった。
だからいろんな人からライバル視されることが多かった。
それでも小学生の時は普通に生活をしていた。
中学2年までは_____。
その年の夏。
俺は親友の明と帰っていた。
その帰り道のことだ。
不良が突然絡んできた。
「ちょっとツラ貸せや。」
男達は笑いながら俺達を人気のない場所へと連れていく。
「なんですか。」
明がそう尋ねる。
「君のお友達が喧嘩強いらしくて、調子のってっからぶっ潰しにきたんだよ。」
男達はそう言うと殴りかかってくる。
明は俺を守ろうと、俺の前に出た。
「なんだこいつ。邪魔だなぁ。ぶっ潰せ。」
標的は明へと向けられた。
明を殴り、蹴り、俺の我慢も限界になり、手を出そうとした時。
明はこっちを見て言う。
「お前は優しい奴だ。その強さは誰かを守るために使え。不良になんか使う必要はない。」
そう言うと明は倒れて動かなくなった_____。
その瞬間、俺の中の獣が目を覚ました。
悲しみと、怒りと、憎しみで頭の中が真っ黒に染まっていった_____。
気がつくと目の前には血だらけの男達が倒れている。
そして明も_____。
彼女の腕の中で明はグッタリとして、動かなかった_____。
「人殺し!あんたと出会わなければ明は死なずに済んだ!明のかわりにあんたが死になさいよ!人殺し!」
俺は何も言い返すこともできなかった。
その次の日。
誰かが見ていたのだろう。
校内ではすぐに噂になっていた。
[俺が何もしていない奴らを半殺しにし、明をも殺した。]
という偽りの噂が_____。
それからだ。
俺の人生が狂い始めたのは。
今までの友達も家族も俺を相手にしなくなった。
俺がその場を離れると
「うわぁ。怖かった。何されるか分かったもんじゃねーよ。」
「ほんと。あんなに仲の良かった明でさえも殺しちまう殺人鬼だもんな。」
俺が立ち去った後はいつも決まってそんな事を言う。
喧嘩の事件を聞くといつも決まって俺のせいにされる。
それでも最初は
「私達は貴方を信じているわ。」
そんな事を言ってくれていた先生も家族もいた。
だが、次第に俺を真っ先に疑い、ビビるようになっていった_____。
人は信じるに与えしない。
俺は人を信じる気持ちと獣に鍵をかけ、封印した_____。
「人殺し_____!」
俺の頭の中から消えることのない言葉。
俺は何でもできた。
喧嘩も人一倍強かった。
だからいろんな人からライバル視されることが多かった。
それでも小学生の時は普通に生活をしていた。
中学2年までは_____。
その年の夏。
俺は親友の明と帰っていた。
その帰り道のことだ。
不良が突然絡んできた。
「ちょっとツラ貸せや。」
男達は笑いながら俺達を人気のない場所へと連れていく。
「なんですか。」
明がそう尋ねる。
「君のお友達が喧嘩強いらしくて、調子のってっからぶっ潰しにきたんだよ。」
男達はそう言うと殴りかかってくる。
明は俺を守ろうと、俺の前に出た。
「なんだこいつ。邪魔だなぁ。ぶっ潰せ。」
標的は明へと向けられた。
明を殴り、蹴り、俺の我慢も限界になり、手を出そうとした時。
明はこっちを見て言う。
「お前は優しい奴だ。その強さは誰かを守るために使え。不良になんか使う必要はない。」
そう言うと明は倒れて動かなくなった_____。
その瞬間、俺の中の獣が目を覚ました。
悲しみと、怒りと、憎しみで頭の中が真っ黒に染まっていった_____。
気がつくと目の前には血だらけの男達が倒れている。
そして明も_____。
彼女の腕の中で明はグッタリとして、動かなかった_____。
「人殺し!あんたと出会わなければ明は死なずに済んだ!明のかわりにあんたが死になさいよ!人殺し!」
俺は何も言い返すこともできなかった。
その次の日。
誰かが見ていたのだろう。
校内ではすぐに噂になっていた。
[俺が何もしていない奴らを半殺しにし、明をも殺した。]
という偽りの噂が_____。
それからだ。
俺の人生が狂い始めたのは。
今までの友達も家族も俺を相手にしなくなった。
俺がその場を離れると
「うわぁ。怖かった。何されるか分かったもんじゃねーよ。」
「ほんと。あんなに仲の良かった明でさえも殺しちまう殺人鬼だもんな。」
俺が立ち去った後はいつも決まってそんな事を言う。
喧嘩の事件を聞くといつも決まって俺のせいにされる。
それでも最初は
「私達は貴方を信じているわ。」
そんな事を言ってくれていた先生も家族もいた。
だが、次第に俺を真っ先に疑い、ビビるようになっていった_____。
人は信じるに与えしない。
俺は人を信じる気持ちと獣に鍵をかけ、封印した_____。