君が教えてくれたこと。
第2章 初めての感情。
出会い
美夜said
新しいクラス、新しい友達、最後の高校生活。
私は最後の1年という寂しさと新しい日常への期待で胸を膨らませていた____。
私のクラスには男子転入生が来るらしい。
朝のクラスはその話で持ちきりだ。
そんな時親友の朝美が
「あんたもこの際そろそろ彼氏作れば?」
とからかってくる。
「もぅ。私が付き合うの怖いの知ってるくせに……。意地悪なんだから。」
そんな話をしていると
「席に着きましょう。」
武井先生の言葉でクラスは静まり返り、一斉に席に着く。
「今日はこのクラスに転入生が来てます。どうぞ。」
その言葉で背が高く、整った顔立ちをしている転入生が入ってくる。
それと同時に女子達の「キャーキャー」という叫び声がクラスに響く。
興味の無い私は1人窓の外の桜が散っていくのを眺めていた。
叫び声も止み、軽い自己紹介が行われた。
「中村夕緋。1人で家を出てきた。よろしく。」
単語を並べるような自己紹介が終わり、転入生が指定された私の隣の席に着く。
「よろしく。」
と私は簡単に挨拶をする。
しかし返事は返ってこない。
無愛想な人……。
進級初日から私は周りの女子達の鋭い視線を浴びることとなった。
興味無いってのに……。
美夜said
新しいクラス、新しい友達、最後の高校生活。
私は最後の1年という寂しさと新しい日常への期待で胸を膨らませていた____。
私のクラスには男子転入生が来るらしい。
朝のクラスはその話で持ちきりだ。
そんな時親友の朝美が
「あんたもこの際そろそろ彼氏作れば?」
とからかってくる。
「もぅ。私が付き合うの怖いの知ってるくせに……。意地悪なんだから。」
そんな話をしていると
「席に着きましょう。」
武井先生の言葉でクラスは静まり返り、一斉に席に着く。
「今日はこのクラスに転入生が来てます。どうぞ。」
その言葉で背が高く、整った顔立ちをしている転入生が入ってくる。
それと同時に女子達の「キャーキャー」という叫び声がクラスに響く。
興味の無い私は1人窓の外の桜が散っていくのを眺めていた。
叫び声も止み、軽い自己紹介が行われた。
「中村夕緋。1人で家を出てきた。よろしく。」
単語を並べるような自己紹介が終わり、転入生が指定された私の隣の席に着く。
「よろしく。」
と私は簡単に挨拶をする。
しかし返事は返ってこない。
無愛想な人……。
進級初日から私は周りの女子達の鋭い視線を浴びることとなった。
興味無いってのに……。