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君がいるから~Sweet Life~

第9章 3×e


雅紀の方が落ち着いて見えるのが何だか不思議で

…と思ったけどそれはやっぱり気のせいで

「かず、離れて」
単に二宮に焼きもちを焼いて不機嫌なだけ



とりあえず長距離をはるばる車で来た二人を休ませようと、リビングへ案内した俺は

唯一美味しく淹れられるコーヒーを二人に出して、再会の喜びを一段落させた


「ごめんな、急に…」

そう、俺がこいつらも呼ぼうと思ったのは5日前

会社の状況に依っては土日入れて月曜の有給は難しいのを良く知っているけど、ダメ元で誘ってみたんだ


「あ、それなら平気でした

…契約取れたんで」

ニヤリと笑う二宮と

「俺も、今は病気になってるから大丈夫!」

仮病申告したらしい雅紀



…ま、いっか(笑)


しばらく離れていた間の話をして、盛り上がった後

「じゃあ、雅紀はケーキ頼むな」
場所とお金を渡して、予約していた店に行って貰った

残った俺と二宮は

「よろしく」
「任せてください!」

散々シミュレーションした料理に取り掛かる事になった

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