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君がいるから~Sweet Life~

第2章 w



「智…止めていいの?」

掴んだ事で、わざと手の動きを止める


…意地悪!

分かってるくせに…っ


「やだ…!止めないで…っ」

生理的に浮かぶ涙

自分の視界が歪む


「やっぱ可愛い…」

うっとりしたような翔ちゃんの声が

何故か嬉しく感じてしまって


「翔ちゃ…っイキたい…イカせて?」

思わず縋りついた



「ふふ…イッていいよ」

翔ちゃんの手が激しさを増した

どんどん昇まる射精感に

頭の先まで支配される


どくん、と心臓が高鳴った時

「あ…っああ!」

翔ちゃんの手の中に

自分の熱を吐き出していた



乱れた息が、苦しい

だけど

達した脱力感は心地良くて

翔ちゃんの胸板に体を預けた


「智?…まだだよ?」

「え…」

「俺、まだだから」


…だよね

だって俺の腰に当たってるソレ

大変な事になってるし


翔ちゃんが、俺を抱き抱えた

膝立ちの姿勢にされる



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