君がいるから~Sweet Life~
第6章 L
智の体を抱き上げて、腿の上に座らせる
腕を取って、俺の首に回させてから
再び唇を奪った
逃がさないように、智の腰をグッと抱き寄せると
…さっきまでの焦らしで、すっかり固くなった智のソレが
俺のお腹に当たっている事に気が付いた
「もう、感じてるの…?」
わざと、耳許で囁いてやると
「だって…っ」
智の首に回した手に、一層の力が込もった
顔をずらして、首筋に口付ける
チュ…と吸い付くようにキスしてから、舌でなぞれば
「ふ…っ」
ギュッと目を閉じて、声を抑える智がいて
何度か舌で往復すると、段々と吐く息が熱くなる
背中を擦りながら、唇は首筋から鎖骨へ
…俺の首にしがみついた智の腕も、それに追うように付いてくる
だけどその腕は、俺が引き離した
だってね?
胸を可愛がるには、しがみつかれたら出来ないでしょ
俺は、いつだって智の全てが欲しいんだ
背中を支えて、智の体を後ろに少しだけ倒させた