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恋しちゃ……ダメなのに

第2章 仮初の幸せ

気が付いたら寝てたようでスマホを握りしめたまま寝ていたようだ。

スマホをつけようとしたけど電池切れしていてつかない。

透さんと桜さん以外に連絡取らないしいいかと思い充電コードだけさして学校へ向かう用意をする。

目の前に桜さんにつけて貰ったヘアピンがある。
どうしよう、着けていこうかな。

髪型は……1人じゃ出来そうに無いから辞めた。
私が見えない所で髪を弄ってたような気もするし
なおかつ時間がそんなに無いからヘアピンだけつけていく事にした。

そして学校へ。

今日も誰とも話さず干渉しないで誰からも空気のように扱われると思っていた。

「みんなーブスがヘアピンつけてんぞー、おい何か言えよブス!」

当然私はシカトする。

「耳聞こえないのかー??」

私はため息をついて一言。

「ブス言うのは別に構わないけど私に聞こえないようにして。あぁ、それと私に話しかけないでくれる?あなた達が言う呪いをかけるわよ?」

「呪いが何だって?知るかよ!」

目の前の男子が私の机を蹴りあげた。
その時私は周りがスローモーションで動くのが見えた。

見えるだけで身体が思う様に動かない。

何が起こったのかよく分からない。
けど私は倒れている。
頭が痛い。

世界が歪む。

そして私は痛さに耐えられず目を閉じた。

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