恋しちゃ……ダメなのに
第2章 仮初の幸せ
目を覚ますと学校に行かなきゃと思って起き上がろうとする。
「……病院……なんだっけ」
部屋を見回す。
ほとんどの物が無く綺麗というより殺風景な一人部屋だった。
デジタル時計、花の無い花瓶。
何も無い、また……1人。
そうだよね、こんな所に桜さんや透さん居ないもんね。
もう1度寝ようとして目を閉じるも眠気なんてなくむしろ起きようよとが言ってるようだった。
時計を見ると朝の5時。
ゆっくりと足を床につけてみる。
ひんやりとした床が熱をもった足にふれて気持ち良い。
立ちあがろうと腕に力を入れたが上手く力が入らない。
仕方なく足をベッドに戻して寝れなくてもまぶたを閉じた。
他にやる事もなく何も出来そうにないから仕方ない。
明日透さんが戻って来るのに会えないのが悲しかった。
そんな事を考えてたら朝食の時間になったとアナウンスがあった。
動ける人は取りに来てと言われたが私は動ける方なのかよく分からない。
「奏ちゃん起きてる?」
コンコンというノックの音が聞こえた後声が聞こえてきた。
「起きてます、入ってどうぞ」
「入るわね」
とナースさんが部屋に入ってきた。
「朝食持ってきたの、すぐに動けるようになるだろうけど2週間入院してもらう事になるの」
「あ、あの外出って出来ますか?」
「今日は無理かもしれないけど明日以降で行く場所にもよるかな」
「図書館なんですけど」
「図書館なら大丈夫かな、担当の先生に聞いておくね……あ、自己紹介がまだだったね。私は奏ちゃんの担当の朝倉琴音といいます。短い間だけどよろしくね」
「はい、よろしくお願いします」
「……病院……なんだっけ」
部屋を見回す。
ほとんどの物が無く綺麗というより殺風景な一人部屋だった。
デジタル時計、花の無い花瓶。
何も無い、また……1人。
そうだよね、こんな所に桜さんや透さん居ないもんね。
もう1度寝ようとして目を閉じるも眠気なんてなくむしろ起きようよとが言ってるようだった。
時計を見ると朝の5時。
ゆっくりと足を床につけてみる。
ひんやりとした床が熱をもった足にふれて気持ち良い。
立ちあがろうと腕に力を入れたが上手く力が入らない。
仕方なく足をベッドに戻して寝れなくてもまぶたを閉じた。
他にやる事もなく何も出来そうにないから仕方ない。
明日透さんが戻って来るのに会えないのが悲しかった。
そんな事を考えてたら朝食の時間になったとアナウンスがあった。
動ける人は取りに来てと言われたが私は動ける方なのかよく分からない。
「奏ちゃん起きてる?」
コンコンというノックの音が聞こえた後声が聞こえてきた。
「起きてます、入ってどうぞ」
「入るわね」
とナースさんが部屋に入ってきた。
「朝食持ってきたの、すぐに動けるようになるだろうけど2週間入院してもらう事になるの」
「あ、あの外出って出来ますか?」
「今日は無理かもしれないけど明日以降で行く場所にもよるかな」
「図書館なんですけど」
「図書館なら大丈夫かな、担当の先生に聞いておくね……あ、自己紹介がまだだったね。私は奏ちゃんの担当の朝倉琴音といいます。短い間だけどよろしくね」
「はい、よろしくお願いします」