恋しちゃ……ダメなのに
第2章 仮初の幸せ
私が入院するなんて思っても見なかった。
ドラマとかでテレビの中ではよく子供が入院してたりするけど。
そんな事を考えてたら部屋をノックする音が聞こえた。
「どうぞ」
と言うと部屋に母さんが入ってきた。
母さんは主に替えのパジャマや下着類と机に置いておいた本を何冊か持ってきてくれた。
「じゃあ、母さんは先生と話してくるから」
そう言って母さんは部屋を出ていく。
ゆっくりと立ち上がって窓を開ける。
ひんやりとした風が入ってきて病院独特の匂いがかき消されていく。
私は本を読もうとしたけど、字を読もうとしたら
気分が悪くなって来たので横になった。
風の音、鳥の鳴き声がよく聞こえてきた。
時計を見ると11時。
今頃学校は授業をしている頃。
ぼんやりとしているとコンコンとまたノックする音が聞こえてきた。
「どうぞ」
部屋を入ってきたのは琴音さんだった。
「具合はどう?奏ちゃん」
「ちょっと本を読もうとしたら気分が悪くなりました」
「まだ、脳が完全に起きてないのね、それと外出許可はおりそうだよ」
「ホントですか!!」
「本当よ、図書館とかなら簡単におりると思うよ、他の人も診てるからそろそろ行くわね」
私は図書館に行ける、透さんに会える。
それだけで嬉しくなれた。
ドラマとかでテレビの中ではよく子供が入院してたりするけど。
そんな事を考えてたら部屋をノックする音が聞こえた。
「どうぞ」
と言うと部屋に母さんが入ってきた。
母さんは主に替えのパジャマや下着類と机に置いておいた本を何冊か持ってきてくれた。
「じゃあ、母さんは先生と話してくるから」
そう言って母さんは部屋を出ていく。
ゆっくりと立ち上がって窓を開ける。
ひんやりとした風が入ってきて病院独特の匂いがかき消されていく。
私は本を読もうとしたけど、字を読もうとしたら
気分が悪くなって来たので横になった。
風の音、鳥の鳴き声がよく聞こえてきた。
時計を見ると11時。
今頃学校は授業をしている頃。
ぼんやりとしているとコンコンとまたノックする音が聞こえてきた。
「どうぞ」
部屋を入ってきたのは琴音さんだった。
「具合はどう?奏ちゃん」
「ちょっと本を読もうとしたら気分が悪くなりました」
「まだ、脳が完全に起きてないのね、それと外出許可はおりそうだよ」
「ホントですか!!」
「本当よ、図書館とかなら簡単におりると思うよ、他の人も診てるからそろそろ行くわね」
私は図書館に行ける、透さんに会える。
それだけで嬉しくなれた。