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黒猫と竜は白薔薇に恋をする

第4章 黒猫と竜の歓迎会

アヤメの顔がひきつる。自分の聖域が荒らされたのだから、当然の反応である。惨劇と化したキッチンーーそんな中、少年がさらに何かを追加する。


「これも足しちゃえー」

「ちょっとシャル先輩?!アヤメさんいる前なのに……ってなんですか、その歪なキノコは!!」

「どこかの森で拾った」

「そんな怪しいもの拾わないでください!」

「だって、面白い顔してるよこれ」

「むしろ気持ち悪いです。僕に近づけないでください」


言い合いをする二人の少年の横で、のほほんとレイカが間の抜けたことを言う。


「アヤメ様味見します?」

「……遠慮する」


その後アヤメの指導のもと、料理を全部作り直すことになったのだった。


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