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キミまでの距離

第4章 いくつもの夜

箱の中のソレを取り出す。

テーブルに置いて、まじまじと見つめる。

数日後に届いた和と一緒にネットで買った例のやつ。

届いた…
もうドキドキしてる。

和にメールしたら返信はすぐにきた。

『明日、お泊まりに行く。』

それだけ。

……

ふーっ。
深呼吸とかしてみる。

『待ってる。』

そう打って送った携帯をポンとソファに投げて、もう1度 握る。

なんとなくは知ってるつもり。
でも予習復習は大事だ。

それなりの言葉で検索。
ふむふむと納得して、
あとは…少し不安になった。

だからもうやめた。

実践あるのみ。

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