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第2章 ある日の楽屋

s side

ガチャ。

「おつ…」

かれー。

寝てるんだ。

松潤は打ち合わせかな?
荷物があるし。

俺も荷物を置いてイスに座った。

コーヒーを入れて啜る。
なんか平和だな。

仲良いなぁー。
今日はまた一段と密着度が高いね?

音を立てないように、寝顔を見てやろーとそっと近寄り、固まる。

相葉くんの手がにのの耳たぶを触って、
にのは腕も脚も相葉くんの体に巻きつけてる。

それは、
じゃれてる、ふざけてる、とか、
なんとなく抱き枕的な、とか、
そーゆーんじゃなくて。

ちゃんと愛情があるのがわかる。
しかも年季が入ってるっぽい。



や・ば・い?

や・ば・い!

そのまま、そろりと後退り、楽屋のドアも静かに閉めた。

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