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第2章 ある日の楽屋

「うわっ。」

楽屋のドアを閉めて顔を上げたら、翔くんがいた。

「智くん。」

「はい。」

「どう?」

「なにが?」

そこへ松潤が戻ってきた。

「どーしたのー?」

「松潤。お前が来た時、あのふたりは?」

翔くんが訊く。

「あー。先に着いてたみたいで。寝てたよ。」

「ふたりとも?」

「うん。だからブランケットかけた。」

「あ、そ。」

「翔くんが来た時は?」

俺が訊くと翔くんは目を泳がせて…

「智くん、今は?」

逆に訊かれた。

たぶん翔ちゃんも見たんだろう。
もういいや。

「ちゅーしてた。」

「「ちゅー?」」

「うん。」

!!

「そうか。」

翔くんが言う。

「俺が来た時はまだしてなかった。
でもいつしてもおかしくない感じだった。
…絡まってた。」

ふぅ。

3人で中へ入った。

もう起きなければ起こさないといけない時間だし。

起こすの可哀相だけどね。

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