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第2章 ある日の楽屋

n side

あれ?

今 何時だ?
てか ここどこだ?
あ、楽屋か。

相葉さん…可愛い寝顔だねぇ。
もうちょっとこのままでも…いっかー。

目を閉じようとしたら、なんか視界に入ってきた。
リーダーじゃん。

「おはよー。」

「…おはよ。」

あれー?

俺は今、相葉さんに抱きついてたね…
相葉さんも…ね…

相葉さんの体を揺する。
起きて!起きて!

尚も俺に絡まってくる腕を振りほどき、ぺちぺち叩く。

「にのぉ。」

「ちがっ!起きて!」

目をこじ開けた。

相葉さんの目が薄っすら開いて、まん丸くなって周りを見回す。

「お。起きた。」

潤くんもいたのね。

「おはよう。」

…翔ちゃんも。

相葉さんと目を合わせて、抱き合ってたのを見られてしまったんだって目を読んで頷く。

「なんか…見ちゃった?」

相葉さんが言うと、

「まあ、ね。」

「見ちゃった。」

「見せられた?」

潤くん、翔ちゃん、リーダーと返事が返ってきた。

「抱き合ってた…ね…ハハハッ。」

俺が笑いになってない声で笑うと、

「今、俺は見たけど。」

潤くんが言い、

「俺はさっきはもっとアツアツのところを見ました。」

と翔ちゃん。

「がっつり見たよ、俺。ちゅーしてるの。」

!!

俺と相葉さんの顔はみるみる赤くなって。

「「すみません…。」」

あー。穴があったら入りたい。

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