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ネットに落ちてた怖い話

第54章 ストーカー転じて…

彼女に「落ちつけよ」と言い残し玄関に走った。

そしてドア越しに外に向かって、

「ふざけんな!!消えろ!!誰がお前のもんになるか!!消えろ!!」

と叫んだ。

「地獄に落ちろK!!つーか地獄に落としてやっからな!!」

僕は狂ったように叫んだ。


その後彼女の方を振り返ると、うずくまっている彼女を真横で四つん這いになって見ているKがいた.

「やばい」と思い彼女の方に向かおうとした。

その時、ドアの方から手が伸びてきて僕の服を掴んだ。

僕はその手を骨が折れるくらいに捻り曲げた。

すると

「ぎぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!」

という嫌な叫び声が聞こえ、彼女の横にいたKがものすごい形相でこっちに向かってきた。

「なんだよ!!こいよ!!ぶっ殺してやる!!」

と叫んで迎えうとうとした。


しかしその瞬間に目の前が真っ白になり、視界が回復すると目玉がおぞましい模様になったKがまさに目の前にいて、僕に抱きついた。


そして、僕の耳元で何かささやき、(聞こえなかった.)そして消えた。


彼女はずっと泣いていた。

僕も怒りと恐怖と悔しさで、何年ぶりかの涙を流して、こぶしから血が出るまでトイレのドアを殴りつづけた。

その日はそれからは何も起こらなかった。

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