テキストサイズ

ネットに落ちてた怖い話

第56章 昔田舎で起こったこと

A「B!やめとけ!やばいって!」

B「畜生!こんなのたいしたことねえよ!離せよ兄貴!」

A「おいやめとけ!早くココ出るぞ!おい手伝え!」


AはBを羽交い絞めにして俺に手を貸せと声を上げた。

その時、AB兄弟の後ろに立てかけてあった鏡が突然倒れた。

AB兄弟にぶつかりはしなかったが、他の部屋の鏡も倒れたようで、あちこちからガシャンと大きな音がした。

鏡の裏には…黒々とした墨汁で書かれた小さな文字がびっしりと書かれていた。

鏡が倒れたことに驚いたAがBの拘束を緩めてしまったのだろう。


Bは「ウオォォォォォ」

と叫び声を上げ激しく暴れ、Aを吹っ飛ばして葛篭にしがみ付いた。


B「ウオオオオォォォォォォォォォ!」

A「おい!B!おい!おっ…」

A「うぎゃああああああああ!!!!」


Bの肩越しに葛篭を見たAが突然叫び声をあげ、ペタンと尻を突いたまま、手と足をバタバタ動かしながら後ずさりした。


B「fそいあlzpwくぇrc」


もはやBが叫んでいる言葉が分からなかった。

一部聞き取れたのは、繰り返しBの口から発せられた「○○(人名)」だけだった。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ