ネットに落ちてた怖い話
第59章 アケミちゃん
明らかに10代の女の子が持つには相応しくない代物だ。
というかこんなものを日常的に持ち歩くやつがいるとは思えない、明らかに異様な光景だ。
アケミちゃんは直ぐにバッグを閉じてしまったが、俺の見間違いという事はない。
その間も「カチ…カチ…」と例の変な音はし続けていた。
そこで俺はやっとふと我に返り状況を分析してみた。
「そもそもこんな可愛い子が、目があったってだけで唐突に声をかけてくるって状況がおかしくね?そんな上手い話あるわけがねーよ、この子ヤバイ子なんじゃねーのか?」
という疑念が出てきた。
疑念というより確信に近かったが…
そして、このまま目的地の駅で降りるのはまずいと感じた俺は、ひとまず次の駅で降りることにした。
ただし、下りようとすると着いてくる可能性もある、そうなると申し開きが出来ないし余計にピンチになるのが解りきっているから、電車が駅に停車し、発車直前、ドアが閉まる寸前で降りる事にした。
というかこんなものを日常的に持ち歩くやつがいるとは思えない、明らかに異様な光景だ。
アケミちゃんは直ぐにバッグを閉じてしまったが、俺の見間違いという事はない。
その間も「カチ…カチ…」と例の変な音はし続けていた。
そこで俺はやっとふと我に返り状況を分析してみた。
「そもそもこんな可愛い子が、目があったってだけで唐突に声をかけてくるって状況がおかしくね?そんな上手い話あるわけがねーよ、この子ヤバイ子なんじゃねーのか?」
という疑念が出てきた。
疑念というより確信に近かったが…
そして、このまま目的地の駅で降りるのはまずいと感じた俺は、ひとまず次の駅で降りることにした。
ただし、下りようとすると着いてくる可能性もある、そうなると申し開きが出来ないし余計にピンチになるのが解りきっているから、電車が駅に停車し、発車直前、ドアが閉まる寸前で降りる事にした。