
ネットに落ちてた怖い話
第59章 アケミちゃん
アケミちゃんはニコニコしながら
「やっと会えたね」
と嬉しそうだ。
手元には例の少し大きめのバッグも持っている
どう見てもその中には例の中華包丁が入っているのだろうことは容易に想像が付く。
俺は何故かその時、かなり混乱していたようでこんな状況にも関わらず
「相手がアケミちゃんじゃなければ、こんな最高なシチュエーションはないのに」
と、この期に及んでわけの解らない事を考えていたのを覚えている。
そんな事を考えながらも、なんとかして逃げないといけないとも考えをめぐらした。
アケミちゃんとの距離はまだ4~5m離れている、彼女はなんと呼べば良いのか知らないが、履いているのはヒールのついたサンダルみたいな靴のようで、明らかに走り難
そうに見える。
ちなみに俺はスニーカー、そのうえ高校時代はバスケ部だったのでそこそこ体力にも自信がある
このまま走って逃げれば振り切れそうだ。
自宅の方向へ逃げるのは不味いと感じた俺は、タイミングを見計らい道を90度曲がり自宅とは別方向へ全力疾走した。
「やっと会えたね」
と嬉しそうだ。
手元には例の少し大きめのバッグも持っている
どう見てもその中には例の中華包丁が入っているのだろうことは容易に想像が付く。
俺は何故かその時、かなり混乱していたようでこんな状況にも関わらず
「相手がアケミちゃんじゃなければ、こんな最高なシチュエーションはないのに」
と、この期に及んでわけの解らない事を考えていたのを覚えている。
そんな事を考えながらも、なんとかして逃げないといけないとも考えをめぐらした。
アケミちゃんとの距離はまだ4~5m離れている、彼女はなんと呼べば良いのか知らないが、履いているのはヒールのついたサンダルみたいな靴のようで、明らかに走り難
そうに見える。
ちなみに俺はスニーカー、そのうえ高校時代はバスケ部だったのでそこそこ体力にも自信がある
このまま走って逃げれば振り切れそうだ。
自宅の方向へ逃げるのは不味いと感じた俺は、タイミングを見計らい道を90度曲がり自宅とは別方向へ全力疾走した。
