ネットに落ちてた怖い話
第59章 アケミちゃん
パニックになりながらも、俺はこれからどうするべきか考えた。
すると、ふとベットのところに置いてある充電器にささったままの携帯が目に入った。
「これだ!」
警察官が言っていた、電話さえすれば返事がなくともパトカーを様子見に送ると。
俺はアケミちゃんに悟られないように、そして不自然にならないように、可能な限り自然な動きで
ベットのところまで移動し携帯のほうを見ようとすると、アケミちゃんが
「携帯さわっちゃだめだよ」
と振り向きもせずに言い出した。
「洒落にならん…気づいてやがった…」
そのまま動く事が出来ず呆然としていると、アケミちゃんがすくっと立ち上がり、俺のほうへやってくると、携帯を充電器から抜き取り自分のバッグの中へとしまい、何も言わずにそのまま部屋の片付けに戻っていった。
これからどうするべきか、何か考えないといけないのだが、あまりの出来事に動揺してしまい思考が上手くまとまらない。
とりあえずあたりを見回してみると、ふと中身が入ったままの電気湯沸しポットが目に付いた。
そこで、俺は普段なら絶対に考え付かない方法を思いついた。
こいつは中に結構な量のお湯が入ったままだ、こいつでぶん殴れば流石に…
俺は別にフェミニストとかそんなんではないが、流石に普通なら女の子に暴力を振るうような事は躊躇われる。
が、今は状況が状況だし、そもそもアケミちゃんは男か女かとか以前に明らかに人ではない
「躊躇われる」なんてかっこつけていられるような余裕も無い。
すると、ふとベットのところに置いてある充電器にささったままの携帯が目に入った。
「これだ!」
警察官が言っていた、電話さえすれば返事がなくともパトカーを様子見に送ると。
俺はアケミちゃんに悟られないように、そして不自然にならないように、可能な限り自然な動きで
ベットのところまで移動し携帯のほうを見ようとすると、アケミちゃんが
「携帯さわっちゃだめだよ」
と振り向きもせずに言い出した。
「洒落にならん…気づいてやがった…」
そのまま動く事が出来ず呆然としていると、アケミちゃんがすくっと立ち上がり、俺のほうへやってくると、携帯を充電器から抜き取り自分のバッグの中へとしまい、何も言わずにそのまま部屋の片付けに戻っていった。
これからどうするべきか、何か考えないといけないのだが、あまりの出来事に動揺してしまい思考が上手くまとまらない。
とりあえずあたりを見回してみると、ふと中身が入ったままの電気湯沸しポットが目に付いた。
そこで、俺は普段なら絶対に考え付かない方法を思いついた。
こいつは中に結構な量のお湯が入ったままだ、こいつでぶん殴れば流石に…
俺は別にフェミニストとかそんなんではないが、流石に普通なら女の子に暴力を振るうような事は躊躇われる。
が、今は状況が状況だし、そもそもアケミちゃんは男か女かとか以前に明らかに人ではない
「躊躇われる」なんてかっこつけていられるような余裕も無い。